イントロダクション
映画は未来を変えられる──!!大林宣彦監督が新しい世代へ託すメッセージ。
エネルギッシュなパワーが爆発する、誰も体験したことがないエンタテインメントが誕生!
エネルギッシュなパワーが爆発する、誰も体験したことがないエンタテインメントが誕生!
20年振りに故郷「尾道」で撮影!大林宣彦監督が圧倒的な映像世界で贈る最新作!
大林宣彦監督が、20年振りに「尾道」へ還ってきた。尾道にある海辺の映画館を舞台にした最新作は、まさに“キネマの玉手箱”!物語は、戦争の歴史を辿りながら、無声映画、トーキー、アクション、ミュージカルと様々な映画表現で展開していく――メインキャストとして、銀幕の世界へタイムリープする3人の若い男を、厚木拓郎、細山田隆人、細田善彦が演じ、3人の男たちそれぞれの運命のヒロインを本作が映画初出演となる吉田玲、大林組初参加の成海璃子、前作に続く出演となる山崎紘菜が演じている。
また、本作の物語の核となる移動劇団「桜隊」の看板女優を、近年の大林作品を支える常盤貴子が演じる。生のエネルギーにあふれた、誰も体験したことがないエンタテインメントが、幕を開ける!
“情熱”と“想い”を伝えるため集まった豪華キャスト陣!
豪華出演者の奇跡のコラボレーションにも注目!メインキャストのほか、小林稔侍、高橋幸宏、白石加代子、尾美としのり、武田鉄矢、南原清隆、片岡鶴太郎、柄本時生、村田雄浩、稲垣吾郎、蛭子能収、浅野忠信、伊藤歩、品川徹、入江若葉、渡辺裕之、手塚眞、犬童一心、根岸季衣、中江有里、笹野高史、本郷壮二郎、川上麻衣子、満島真之介、大森嘉之、渡辺えり、窪塚俊介、長塚圭史、寺島咲、犬塚弘など、大林組常連から、初出演のキャストまで、大林監督の“映画への情熱“と“平和への想い”を受け止め、さまざまな分野からキャストとして参加。 さらに、本作のポスタービジュアルは、日本を代表するアートディレクターの森本千絵が手がけている。*キャスト表記は、登場順
ストーリー
尾道の海辺にある唯一の映画館「瀬戸内キネマ」が、閉館を迎えた。
嵐の夜となった最終日のプログラムは、「日本の戦争映画大特集」のオールナイト上映。
上映がはじまると、映画を観ていた青年の毬男(厚木)、鳳介(細山田)、茂(細田)は、突然劇場を襲った稲妻の閃光に包まれ、スクリーンの世界にタイムリープする。
江戸時代から、乱世の幕末、戊辰戦争、日中戦争、太平洋戦争の沖縄……3人は、次第に自分たちが上映中の「戦争映画」の世界を旅していることに気づく。そして戦争の歴史の変遷に伴って、映画の技術もまた白黒サイレント、トーキーから総天然色へと進化し移り変わる。
3人は、映画の中で出会った、希子(吉田)、一美(成海)、和子(山崎)ら無垢なヒロインたちが、戦争の犠牲となっていく姿を目の当たりにしていく。
3人にとって映画は「虚構(嘘)の世界」だが、彼女たちにとっては「現実(真)の世界」。
彼らにも「戦争」が、リアルなものとして迫ってくる。
そして、舞台は原爆投下前夜の広島へ――。
そこで出会ったのは看板女優の園井惠子(常盤)が率いる移動劇団「桜隊」だった。
3人の青年は、「桜隊」を救うため運命を変えようと奔走するのだが……!?
嵐の夜となった最終日のプログラムは、「日本の戦争映画大特集」のオールナイト上映。
上映がはじまると、映画を観ていた青年の毬男(厚木)、鳳介(細山田)、茂(細田)は、突然劇場を襲った稲妻の閃光に包まれ、スクリーンの世界にタイムリープする。
江戸時代から、乱世の幕末、戊辰戦争、日中戦争、太平洋戦争の沖縄……3人は、次第に自分たちが上映中の「戦争映画」の世界を旅していることに気づく。そして戦争の歴史の変遷に伴って、映画の技術もまた白黒サイレント、トーキーから総天然色へと進化し移り変わる。
3人は、映画の中で出会った、希子(吉田)、一美(成海)、和子(山崎)ら無垢なヒロインたちが、戦争の犠牲となっていく姿を目の当たりにしていく。
3人にとって映画は「虚構(嘘)の世界」だが、彼女たちにとっては「現実(真)の世界」。
彼らにも「戦争」が、リアルなものとして迫ってくる。
そして、舞台は原爆投下前夜の広島へ――。
そこで出会ったのは看板女優の園井惠子(常盤)が率いる移動劇団「桜隊」だった。
3人の青年は、「桜隊」を救うため運命を変えようと奔走するのだが……!?
監 督
監督
大林宣彦/映画作家
1938年広島県尾道市生まれ。3歳の時に自宅の納戸で見付けた活動写真機と戯れるうちに映画を造り始める。
自主製作映画『EMOTION=伝説の午後・いつか見たドラキュラ』(67・16㎜)は全国の画廊や大学で上映され高評価を得る。『喰べた人』(63)はベルギー国際実験映画祭審査員特別賞を受賞。テレビCM草創期にはチャールズ・ブロンソンの「マンダム」をはじめ、カトリーヌ・ドヌーヴなど多くの外国人スターを起用。CM作品数は3000本を超える。1977年『HOUSE/ハウス』で商業映画に進出。自身の古里・尾道を舞台にした『転校生』(82)『時をかける少女』(83)『さびしんぼう』(85)は“尾道三部作”と称され世代を超え親しまれている。『異人たちとの夏』(88)で毎日映画コンクール監督賞、『北京的西瓜』(89)山路ふみ子監督賞、『青春デンデケデケデケ』(92)平成4年度文化庁優秀映画作品賞、『SADA』(98)でベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞、『理由』(04)は日本映画批評家大賞・監督賞、藤本賞奨励賞を受賞。『この空の花-長岡花火物語』(11)、『野のなななのか』(14)、『花筐/HANAGATAMI』(17)は“大林的戦争三部作”となる。
『花筐/HANAGATAMI』は、第72回毎日映画コンクール日本映画大賞、第33回高崎映画祭特別大賞など様々な賞を受賞し、第91回キネマ旬報ベスト・テンでは日本映画ベスト・テン第2位に選ばれ、監督賞を受賞を受賞した。2004年春の紫綬褒章受章、2009年秋の旭日小綬章受章。2019年、文化功労者に選ばれる。
<コメント>
「自由に生きよ、それが平和の証だ」と父に言われ、当て所も無く18歳で上京した僕に、形見代りに持たせてくれた8ミリ映画を用い、銀座の画廊の一角で自作の8ミリ映画を上映した所、「新しきフィルム・アーチスト誕生」と世界から認定され、以降60年間テレビCM演出を資金に個人映画を創り続けて来ました。東宝映画からの招きで、門外漢が初めてメジャーの撮影所内で撮った『HOUSE/ハウス』から、ジャンルを選択すれば如何なる純文学も商業映画になり得ると学び、あの太平洋戦争の純真な軍国少年であった体験を元に、様々なジャンルの映画にその思いを潜めつつ「厭戦映画」を作り続けて来ました。
「売れない作家の女房になる覚悟」で61年間、僕の映画を支え「私が最初の観客よ」と世界と僕の映画を結びながら共に生きて来た大林恭子と、11歳で『HOUSE/ハウス』の原案者に名を連ねた長女千茱萸、ご亭主の絵の作家森泉岳土、そして親しい旧・新の世代の仲間たちと、今日も映画作りに励んでおります。時代はいつか、個人映画ばかりになり、僕が願った映画作りの世になりました。その個人の自由と権力者の不自由の証を、愉しんで下されば、と。僕の正体が炙り出されれば、愉しいかな。
キャスト
厚木 拓郎
(馬場毬男)
(馬場毬男)
細山田 隆人
(鳥 鳳介)
(鳥 鳳介)
細田 善彦
(団 茂)
(団 茂)
吉田 玲
(希子)
(希子)
成海 璃子
(斉藤一美)
(斉藤一美)
山崎 紘菜
(芳山和子)
(芳山和子)
常盤 貴子
(橘百合子)
(橘百合子)
小林 稔侍
(杵馬(瀬戸内キネマ支配人))
(杵馬(瀬戸内キネマ支配人))
高橋 幸宏
(爺・ファンタ)
(爺・ファンタ)
白石 加代子
(老婆(チケット売場))
(老婆(チケット売場))
尾美 としのり
武田 鉄矢
(坂本龍馬)
(坂本龍馬)
南原 清隆
(能を踊る男)
(能を踊る男)
片岡 鶴太郎
(千利休)
(千利休)
柄本 時生
(中岡慎太郎)
(中岡慎太郎)
村田 雄浩
(西郷隆盛)
(西郷隆盛)
稲垣 吾郎
(大久保利通)
(大久保利通)
蛭子 能収
(芹澤 鴨)
(芹澤 鴨)
浅野 忠信
(酒匂(苦力姿))
(酒匂(苦力姿))
伊藤 歩
(川島芳子)
(川島芳子)
品川 徹
(宮本武蔵)
(宮本武蔵)
入江若葉
(お通)
(お通)
渡辺 裕之
(浅野深夫上等兵)
(浅野深夫上等兵)
手塚 眞
(映画監督(小津))
(映画監督(小津))
犬童一心
(映画監督(山中))
(映画監督(山中))
根岸 季衣
(お李)
(お李)
中江 有里
(奈美子 (新聞記者・爺・ファンタの娘) )
(奈美子 (新聞記者・爺・ファンタの娘) )
笹野 高史
(加也を刺す上官/車掌/倉庫番A)
(加也を刺す上官/車掌/倉庫番A)
本郷 壮二郎
(滝上等兵/軍曹(日本軍駐屯地))
(滝上等兵/軍曹(日本軍駐屯地))
川上 麻衣子
(愛姫 (滝の中国女))
(愛姫 (滝の中国女))
満島 真之介
(金城 亀二)
(金城 亀二)
大森 嘉之
(金城亀吉(村長))
(金城亀吉(村長))
渡辺 えり
(宮地節子(列車のおばさん))
(宮地節子(列車のおばさん))
窪塚 俊介
(丸山定夫)
(丸山定夫)
長塚圭史
(男の子の父)
(男の子の父)
寺島 咲
(男の子の母)
(男の子の母)
犬塚 弘
(映画館で幸せそうに居眠りする客)
(映画館で幸せそうに居眠りする客)